2022年度 能勢YG 備忘録という名の日記 Vol.2

2022年度 オオクワガタ 能勢YG

こんにちは
本日パソコンを弄っていて過去記事の画像を全部消してしまいました、いろはです。
当ブログへのご訪問誠にありがとうございます。
消去された瞬間かなり焦りましたが、現在は無事に復旧し一安心です。

しばらくするとゴールデンウィークですね。
皆様の予定はもうお決まりでしょうか?
今年の我が家はと言いますと、日帰りで出掛ける程度であとは家でゆっくり過ごそうかなと思っています。
生粋の田舎育ちのためどうも人混みが苦手です。
老後は静かな山奥で動物たちに囲まれてポツンと一軒家のような自給自足の生活もいいなぁ~なんて思っていますが、家族には大反対されていますw
自然に囲まれてゆっくりと流れる時間の中で生活出来るなんて最高だと思うんですけどね。
目指せムツゴロウさん?

前回は能勢YGのお迎えから産卵までをお伝えしました。


本稿は前回の続き、採卵後から現在までの経過についてです。
はじめにお断りしておきますが、長いです・・・。
また、思いつくままに書き殴った文章ですがそれでもいいよという優しい方はお読み頂けると幸いです。



感動の孵化

なんとか卵は採れました。

あとは孵化した幼虫をプリカに入れて・・・
あ、あれ?プリカ失敗してる??

プリカに詰めるまでの保存状態が悪かった。
詰めてからしばらく重ねて置いていた。
酸素の供給量が足らなかった。
菌回しの温度が適切では無かった。

原因は様々考えられますが、2023年度は気をつけなければいけませんね。
というか幼虫を入れて大丈夫なの、これ?


それから孵化までの管理ですが、予め先輩ブリーダーさんのブログなどで予習していたにも関わらず具体的な事が分からない・・・
例えばティッシュの水分量ですが少な過ぎて乾燥するのはもちろん厳禁。
しかし多過ぎると卵が腐ったりカビが生えたりする場合があるようなのでそれにも注意。
じゃあどれくらいが適量なんだろう?
悩んだ挙句にやはり乾燥よりはマシだろうという事で、少し多いかな~くらいの水分で管理しました。
文章にするとガーゼを軽く掴むとジュワ~っと水が滲むくらいでしょうか。
それからは毎日まだかまだかと卵を確認する日々でした。

そしてその日は突然訪れます。
採卵から数日後のある日、帰宅していつものように卵を管理しているケースを覗きに行くと


孵化してる・・・

初めて見る孵化!
小っちゃ~!何これ、かわい~!白ぉ~!
という家族の様々な感想を傍で聞きながら、私は感動して声になりません。

それからは堰を切ったように次々と孵化する幼虫たちをプリンカップに移す楽しい日々がしばらく続きました。



孵化する瞬間も。
神秘的です。




いざ1本目へ

無事に孵化した幼虫たちを先程の心配なプリカに投入し、まだかまだかと毎日欠かさずチェックしていると、やっと待ちに待った食痕が見えました。
良かった・・・

プリカ投入と前後して1本目用の初めての菌糸詰めの準備も。
さすがに数十本、多ければ百本以上のボトルを1年間で数回詰めなくてはいけないので、ブリードを始めようと思った時にashutaka様へプレス機の予約をお願いしていました。

1本目の菌糸詰めに間に合うかどうかという微妙な納期でしたので、「間に合わなければ全部手詰めだな・・・」と覚悟していた丁度そんな時、予定より早く発送出来そうですとご連絡があり、飛び上がって喜んだのは言うまでもありません。
ashutaka様、その節はお世話になりました。

到着日にすぐに使用してみたかったので、その日を初菌糸詰めdayに決め今か今かと待っていると

ピンポ~ン♪



プレス機、御座ある!!

今まで数多のブリーダー様の要望に応えてきたその容姿には威厳さえ感じます!
でも金額は奥さんには内緒です。




さっそくフンフン鼻歌交じりで詰める事に。
敷物が子供の遠足用なのはご容赦ください。


初めて詰めた感想は・・・
え?こんなに楽させて貰っていいの??

ブログやTwitterで菌糸詰めが大変という情報があったので覚悟していましたが、全く苦痛ではなくギュっと詰まるあの感覚がむしろ楽しい!
被膜を取るのは確かに大変なので時間はかかりましたが。


すべてのブロックを詰め終わり菌糸を回しますが、先日のプリカの菌回しで見事に失敗しているのでもう心配で心配で毎日見に行ってました。
しかしそんな心配をよそに、今回はきれいに回ってくたので嬉しかったですね。


初めて詰めた菌糸ボトル

綺麗に回った菌糸ボトルに大興奮!!
やれば出来るじゃないか、自分!



そして美味しそうに出来上がった1本目のボトルへと投入しました。


・・・

・・・

うぅ・・・

き、気になる・・・

気になって仕方がない・・・

投入後はあまり触ったり動かしたりしない方が良い事はなんとなく知っていましたが我慢できるはずもなく、その日のうちにクルクル回して食痕を一生懸命探していました。
あまりにも毎日クルクルしていましたので、この時分はかなり手首が鍛えられていたんじゃないでしょうかw

ですが食痕はすぐには現れず、しばらく経ってから見つけた時には嬉しいというより生存確認できてホッとしました。

大きくなって3か月後に会えるといいね。




ボトル交換が楽しすぎる!

長かった・・・
本当に長かった・・・

ずっと交換したくてウズウズしていましたが、1本目の投入から数か月が経ちいよいよボトル交換の時期に。
食痕の目立つものやそうでないもの、全く無いもの等いろいろなボトルがありましたが、自分なりに食痕から中の状態を予想して喰ってそうなものから交換していきました。
よくハズしてましたが。

もっと早く交換した方が良かった感じのボトルやまだ交換しなくても良かったかなというボトルもありましたが、その経験は今季に生かせればと思います。
様々な喰い方の中、結果的に外観からは食痕があまり目立たない、いわゆる”居喰い”と言われるボトルの幼虫がやはり大きく育っていました。


綺麗な居喰いボトル




1本目の最大幼虫はこちら




我が家で1本目に30g!?
ホントに!?マジ!?really!?

1本目で30gUPの幼虫に大興奮でした。

まだまだ交換を楽しみたかったのですが早々に交換するボトルが無くなり、次回は3本目の交換までお預けとなります。

ボトル交換楽しすぎる!



早すぎる交換

1本目の交換を終え、1つ困った事が起こりました。


・・・早く交換したい

ボトル交換の楽しさを知ってしまった我が家。
通常だと次の交換まで3か月前後だと思うのですが、そんなに長い間我慢できるのか?



はい、我慢出来ませんでしたW

しかし期待とは裏腹に25g前後の幼虫がほとんど。
Twitterで皆様の特大幼虫Teetを拝見していたのでちょっとガッカリでした。



どうやったらあんなプリプリの大きな幼虫が出るんでしょう?

今度聞いてみよっと。



一喜一憂

一喜一憂しながらブリードを楽しんでいた我が家にも、待ちに待った年末年始の休暇がやって来ました。
前年までは家族でゆっくりと過ごすのが毎年の恒例でしたが、今年は楽しい行事が増えています。

そうです、ボトル交換!

正月のホリホリ大会の妄想でそわそわする気持ちを抑えながら年末の繁忙期を終え、いよいよ交換日を迎えました。

その前にちょっとだけ掘っちゃいましたがw

待ちきれずに何気なく掘ったボトルから見たこともない幼虫が出没!
アドレナリンどばぁ~!
ドーパミンぶっしゃぁ~!
エンドルフィンどぼどぼどぼ~!

しばらくの放心状態のあと手がぶるぶると震えていたので、落とさないようにそれはそれは大事に手に取り3本目のボトルへ入って頂きました。


他にも大きく育ってくれていた幼虫がいましたが、私が気になった子がこちら。



なかなか40gUPが出ず少し落ち込んでいましたが、我が家は採卵に手間取り孵化日もまちまちだった事を思い出し孵化から現在までの日数と成長体重の関係を計算してみると・・・

あれ?そんなに悪くないんじゃないかという子もいるのかなと思うようになり、俄然楽しくなってきました。
バタバタと一喜一憂しすぎですねw

♀たちは3本目への交換が最後となり、次回姿を見る時には立派に羽化した後です(暴れたら交換するかもしれませんが)。
どんな姿で羽化してくるのか今から楽しみですが、とびっきりの美人さんでお願いします。



そしてクライマックスへ

いよいよ羽化用の最終ボトルへ♂たちを交換する時期がやって来ました。
大きな体重の増減は無いと思いますが、羽化サイズのある程度の目安になるのでやはり気が気じゃありません。
そして1つの目標であった40gUPは出るのか?

ドキドキの結果は

うむむむ・・・

やはり40gの壁は高かった・・・
ボトルの奥や裏側を確認した時には壁は見当えなかったんだけどなぁ??

とはいえ、40gに迫る画像の子たちはもちろん、30g後半の子たちも数頭出てくれていますし、初年度の我が家としては十分に羽化シーズンが楽しめそうです。
技術的にまだまだ未熟な我が家にとってあまりに大きな幼虫は不全の確率が跳ね上がるでしょうから、幼虫たちが気を遣ってくれたんですね。

そうだな、きっと。




今までご覧頂いたような経過を経て、2022年度の我が家のブリードは現在に至ります。

YG血統をブリードしてみたいと思い立ってから、早いものでもう1年が過ぎました。
色々と考えた末に失敗して悩み、でもほんのちょっとだけ上手くいき、時には喜び時には落ち込み、色々な経験をさせて貰った1年でした。

試行錯誤の末に血統を作出されたブリーダー様、またそれを受け継ぎ昇華させてきたブリーダー様方、偉大な先輩ブリーダー様方がいて血統が繋がれてきたんだなぁと。
まだまだ偉大過ぎて皆様の背中すら遠く霞んで見えませんが、せめてシルエットが見えるぐらいの所までは頑張りたいなと思います。

そしてブログやTwitterで交流させて頂いている皆様。
我が家が昨年ブリードを始めた時は家族だけの楽しみでした。
ですがこの1年の間にたくさんの方と交流させて頂き、色々な事を教えてくださる先輩ブリーダー様はもちろん、近況や経過を報告し合える同期のブリーダー様方など、交流してくださるたくさんの方のおかげで我が家のオオクワブリードという楽しい趣味がさらに楽しいものになっています。

この場を借りて心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございます。



あと数か月で2022年度のブリードもいよいよクライマックスを迎えようとしています。
結果はどうなるか全く予想がつきません。
あとは信じて祈るだけw
どんな結果になろうとも羽化シーズンを精一杯楽みます!
オオクワ最高!

エンジョイ!オオクワブリード!!



だらだらと書き連ねただけの文章になりましたが、最後までお付き合いくださりありがとうございます。
次回もお読みいただけると幸いです。

コメント

  1. tamushin より:

    皆が最初に味わうドキドキ感💓

    同じ趣味を持つ仲間とワイワイガヤガヤしながら・・・・・
    不安と期待で試行錯誤を重ねながら・・・・・

    毎年同じドキドキ感を持ち続けたいですね 😊

    私ですか・・・・・ 😓💦💦

    • いろは いろは より:

      コメントありがとうございます🙇‍♂️
      まさしく仰る通り、ドキドキワクワクの毎日です😊
      しかもたくさんの同じ趣味を持つ方とのご縁があり、本当に楽しい趣味だと感じています✨
      私もtamushin様のように長く続けていける趣味に出来ればと思っています😊

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