2023年度 能勢YG ラストチャンスと近況など

2023年度 オオクワガタ 能勢YG

こんにちは いろはです。
当ブログへのご訪問誠にありがとうございます。

初夏を感じさせた5月も過ぎ去り、早いものでもう6月となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
からっと晴れた気持ちの良い気候から一転、じめじめとした梅雨に突入するいや~な季節。

しかも今回、台風2号の影響を受け各地で災害級の大雨となっています。
比較的雨の少ない我が家の地域でも昨晩から降り続いた雨の影響で用水路からは水が溢れそうになっており、雨合羽を着た近所の方が水の見回りをされているような状況です。
警報発令のため学校が休みになった子供たちは楽しそうにしていますが…。

只々水害に遭う方が出ない事を祈るばかりです。



ラストチャンス

5月の中旬ごろよりTwitterやブログで蛹化・羽化の投稿をよく拝見するようになりました。

綺麗な蛹だな~!
もう羽化してる!カッコイイ~!
うわっ!大きな子だな~!
などと1人で勝手に盛り上がっていますが、今年は我が家も羽化して来る子たちが控えています。

昨年は産卵セットを組むのが遅かった事もあり、我が家の羽化シーズンは7月下旬~8月を予定していますので、5月上旬にMAX温度まで昇温を完了しました。

21℃を超えた辺りからボトルに食痕がチラホラと出現し、幼虫たちの活動が感じられるように。
いつ暴れだすんだ?と心配しながらの昇温でしたが、幸いな事に今のところ暴れている子はいないようです。
こんなに大人しくて大丈夫?
ですがこのまますんなり行くとは思えませんので、しばらくの間はドキドキしながら羽化ボトルを眺める事になりそうです。

暴れた場合の対策として新しい菌糸ボトルへの交換を考えていますが、暴れた幼虫は新しいボトルへ交換しても再び暴れるといった情報もありましたのでやはりマットボトルへ投入した方が良いんでしょうか?
うぅ~ん、悩みますね…。




そして現在、我が家の最大の懸念事項となっている産卵ステージ。

改めて生き物の難しさ、自然の摂理への無力さを痛感しています。
我が家の管理のマズさも大いに関係している気もしますが…

2回目の産卵セットも不発に終わり、種♀たちは再々ペアリングを終え先日再々産卵セットへ投入。
外気温が上がるにつれて種親たちの動きも心なしか活発になった気がしますし(温室内の温度は変わっていませんが、外気温って分かるの?)、ペアリングケースの中も良い意味で散乱していました。

そして藁にもすがる思いで…最終兵器投入!

市販の植菌カワラ材!

少しでも産卵意欲を高めてくれればという思いです(それなら最初から使用しとけよとも思いますが…)。


今度こそお願いします!

産卵セットはこれが最後のつもりです(3日後には言ってる事が変わってるかもしれませんが…W)。
試し割もしないつもりです(4日後には再々々ペアリングぅ~なんて言ってるかもしれませんが…W)。
中の様子も割出しまで一切見ないつもりでゼリーもたくさん入れました(5日後にはゼリー交換って言って覗いてるかもしれませんが…W)。

1週間後には新しく産卵セットを組んでいる可能性も否定できませんが、現在はこれがラストチャンスのつもりで臨んでいます。
本当はもう少し粘りたい気持ちもありますが、初回のセットで採れた卵も順調に孵化しており、いつまでも後ろ髪を引かれ続けると1本目への投入時期が大きくずれてしまいます。

我が家のブリード環境での温度帯は現在2つ。
今は新しく温度帯を作る事は考えていませんし今季は早期の仕込みも考えている事を考慮すると、早期以外の幼虫たちは可能な限り1つの温度帯で管理したい。
となると、今回の再々ペアリング~産卵セットを一区切りとするのが良いのかなと思いました。

どのような結果になるか全く分かりませんが、1ラインでもよいので追加出来る事を願いながら、♀を投入後そっと温室へ入れました。
その後温室からはガリガリと齧ってくれている音が聞こえてきますので、あと私に出来る事は祈る事だけですね。




我が家の近況

産卵ステージで苦戦中…と書いていますが、悲観的な事ばかりではありません。

初回の産卵セットから採れた卵は、5月17日に孵化第1号を確認。
暗~い雰囲気だった我が家のブリードがこの子のおかげで一気に明るくなりました。


しかもなかなか孵化せず心配していた我が家のB1ラインが一気に6頭の孵化で大興奮!

その後も続々と孵化し、初回の産卵セットから採れたB1ライン13個、B3ライン24個の卵は1つを残し全て孵化しました。
嬉しい…

他のラインが不調な事もありこの2ラインは材を追加して2週間後に割出しましたが、追加の材からも順調に採卵出来ています。

中には幼虫の姿も。

まさか2週間で幼虫が居るとは思っていませんでしたので、危うく潰しちゃうところでした。
危ない危ない…

プリカに投入した子たちも増えてきました。
プリカの食痕はホントにホッとします。



そして1本目のボトルも順調に仕上がって来ました。

手前味噌ですが、綺麗に回ってくれているようです。

美味しそう。


1本目の準備は整いました。
あとはいつ投入するかですね。





そしてそして、さらに嬉しい事も!

じゃじゃーーーん!!

なんとひろパパさんから説明不要の素晴らしい援護射撃が!
でもこれって…援護射撃どころか主力部隊の主砲級の幼虫たちじゃありませんかぁぁぁ!!

しかも死着保証として3令幼虫まで。


リビングではまだまだ温度差が激しいので、ブリードルームのラックで過ごして貰っています。
まだまだ大きくなるんだよ~!


この子を見ていると…

あ、あれ…?
あれ…?

なんか…涙が…溢れて…




私…大切な事を忘れていました!

産卵ステージが上手くいかない。
何事もやり始めるとのめり込んでしまう性格のため、毎日原因を考え悩んでいました。
なんとか産んでほしいと色々と情報を集めましたがそれでも上手くいかない。
そしてさらに悩み、深みに嵌り、気がつけば絶望の淵に佇むような感覚に。
例えるなら糸がぐちゃぐちゃに絡まってほどけないような…

しかし生き物の飼育は本来楽しいもの。
より良い結果を求めて試行錯誤するのも楽しいはずです。
決して粗末にしてはいけませんが、趣味ですし楽しんでいることが大前提になくてはなりませんよね。
そう語りかけてくれている気がしました。

やっぱりひろパパさんは凄いなぁ!
私はまだまだ未熟ですね。

でも、もう大丈夫!
なぜか今とても晴れやかな気持ちです。

ひろパパさん、いつもお世話になりっぱなしで本当にありがとうございます。
2023年度も精一杯楽しませて頂きますよぉ~!!

エンジョイ!オオクワブリード!!




最後までご覧くださりありがとうございました。





コメント

  1. tamushin より:

    ただ楽しいだけでは…
    直ぐに行き詰まってしまうかも😅

    難行苦行を重ねた先に本当の楽しさが待っている気がするようなしないような😆

    再再セットの齧り音が…👍🤩

    • いろは いろは より:

      ブリード大先輩の含蓄のあるお言葉ありがとうございます🙇‍♂️😊
      今までを振り返ってみても、難しさや苦しさを乗り越えた先にそれまで見た事のない景色が広がっていたような気がします✨
      今回改めてここまでのオオクワガタを築かれた先輩ブリーダー様方のご苦労がほんの一端ではありますが分かった様な気がします☺️
      まだまだ勉強しなくてはならない事は多いですが、あまり気負い過ぎず、しかし熱い心を持って少しずつ学んでいければと思います😊
      再々セット、どうなるんでしょうか⁇🤣

  2. yugen 勇元 より:

    同士、お疲れ様です😊
    いや~私たちが勉強不足もありますが今年は何でしようね
    ちょっとクワガタ達が、いつもと違う🤔なんてベテラン見たいなこと言ってますが😁多少は地球的なもんがあるかも.かも.🥸とにかく、ペアリング、産卵は種親の前後の管理も含め色々な視点から勉強ですね🤓邁進しましょう✊でも、常にエンジョイ精神は忘れずにいききましう😇

    • いろは いろは より:

      同士、コメントありがとうございます😊
      いや〜、まだまだ勉強不足ですね〜😅
      一旦コケるとなかなか修正方法が思いつきません😂
      地球が持たない日が近づいてるんでしょうか⁇(笑)
      今季の経験を糧に、来季は種親の管理からしっかりと見直して準備しようと思います😊
      これからも色々な壁にぶつかると思いますが、気負い過ぎず楽しむ事を忘れず勉強していければと思います✨

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